住宅の瑕疵担保責任は実質来年の春から始まる
建築廻り記事中にですが、先日行ってきた瑕疵担保責任の研修について書いておこうと思います。建材業者さんが開催、内容は来年10月から始まる住宅瑕疵担保責任の法律についての説明会です。
ア○ハ事件(文字にするのも嫌な)以降、従来の10年瑕疵では難しいことが判明しました。事件によって業者は倒産し、建替えや補修が出来ず、多くの建て主がローンを残したまま、再び建築しなおすことになったのです。
来年10月からは、新築住宅(一年以上建つと新築ではなくなるらしい)に限り、業者が保険に入ることが強制されます。1棟約8万前後と言われています。又は、10年間据え置きの2000万の供託金を積む必要があります。保険屋さんの試算によると95%が保険に入るであろうと見込まれているそうです。
保険料はお客さんが払うのではなく、業者が払いますが、実質家の価格に経費として含まれてくるわけで(来年の10月からは保険代としては請求できないそうです)、でも、その8万で、お客さんは10年間、たとえ業者が倒れようとも瑕疵については保証されます。また業者さんは、10万を越えるような瑕疵については保険が適応できるメリットもあります。雨漏りが1位だそうですが・・・。
業者さんに課せられるのは何か、その保険代と、検査です。今まであった中間検査(ないものもある)、完了検査の上に、保険関係の検査が入ってきます。今まであった性能保証程度の検査で、2回~4回あるそうです。ただ、この検査員はタダモノではなく、数ヶ月前にあった某ゼネコンのビル建設現場で鉄筋足りなかったのを見抜いたのは、性能保証の検査員だったそうです。
保険会社は5~6社。地盤と住宅セットのタイプと、住宅だけのタイプ、会社によって分かれるそうです。価格も違うようです。
10月施行の法律なのですが、10月引き渡し分からで、逆算して、春から建築する物件が引っかかってくる可能性があるということです。台風災害や、10月に検査業務が詰まった場合に、通らない場合も考えられ、安全を期して、ぜひ4月からは入りましょうと言われました。なんせ基礎の配筋検査が最初ですから、10月になって慌ててもすでに遅し。困るのは業者さんだけですけれどもね。
この法律は、確認申請の必要のない地域にも関係なく適応されるため、今後工事届けだけで済んでいたところも、図面が必要になってきます。
これにキャスビーでしょう、どれだけ業務が増えるのかと思うと、涙がでそうなくらい嬉しいです、ありがとう国交省さん。ま、出来ない事はない、やればできるか![]()

